
きゅうりの苗がしなしなにしおれる原因とは?
きゅうりの苗がしおれた時の復活方法とは?
きゅうりを植えてすぐ枯れてしまう原因とは?
きゅうりの苗を上手に育てるコツとは?
こんなきゅうりの苗が萎れてしまう原因と対処法についてご紹介いたします。
きゅうりの苗がしなしなにしおれる原因とは?
きゅうりの苗がしなしなにしおれる原因は複数考えられますが、最も一般的なのは水分管理の問題です。
きゅうりは葉面からの水分蒸発(蒸散)が非常に多い野菜です。
土壌の水分が不足すると、根が十分な水分を吸収できず、特に暑い日中に葉がしおれることがあります。
反対に、過剰な水やりも問題で、根が水浸しになることで酸素不足を起こし、根腐れを引き起こします。
気温の影響も大きく、強い日差しや高温により水分が急速に蒸発し、植物内の水分が極度に欠乏することでしおれることがあります。
栄養不足もしおれの原因となります。肥料が足りないと、成長に必要な養分が不足し、植物の健康状態が悪化します。
病気や害虫による被害もしおれの原因となります。例えば、ウイルス病に感染すると茎や葉がしおれることがあります。
キュウリモザイクウイルスやズッキーニ黄斑モザイクウイルスなどの感染では、しおれとともに葉の色がまだらになるモザイク症状や果実の奇形症状が現れることが多いです。
他にもホモプシス根腐病のような病気では、根に褐変が見られ、やがて根の表面に黒炭のような塊(偽子座)が形成されます。
移植時のストレスもしおれの原因となります。根のダメージや環境変化によって、苗が一時的にしおれることがあります。
きゅうりの苗がしおれた時の復活方法とは?
水不足が原因の場合、適切な水やりが最も効果的な復活方法です。
土が乾いている場合は、朝や夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えましょう。
水やりをする際には、単に水が下から出るだけでなく、全体に水が行き渡るようにたっぷりと与えることが重要です。
過湿が原因の場合は、一時的に水やりを控え、排水を改善することが必要です。
プランター栽培の場合、容量が小さいと水の蓄えが少なく、すぐにしおれてしまうことがあります。
緊急対策として、一回り大きなバケツに水を半分ほど入れ、プランターを漬け込んで現在の土に水を限界まで含ませる方法もあります。
直射日光や高温による水分蒸発が原因の場合は、遮光ネットを使用したり、半日陰に移動させたりして保護しましょう。
葉が増えすぎると水分の吸収量も増えるため、収穫した部分から下の葉を取り除くなど、適切な葉かきも有効です。
根腐れが疑われる場合は、根をチェックし、腐った部分を切り取って清潔な土に植え替えることも検討してください。
栄養不足が原因の場合は、液体肥料を薄めたものを少量与えて回復をサポートします。
害虫や病気が原因の場合は、害虫は石鹸水やニームオイルなどで駆除し、病気は感染部分を除去して適切な殺菌剤を使用します。
ウイルス病の場合は治療が難しいため、感染株を早めに取り除いて他の健全な株への感染を防ぐことが大切です。
きゅうりを植えてすぐ枯れてしまう原因とは?
移植ショックは、きゅうりを植えてすぐに枯れてしまう主な原因の一つです。
苗をポットから取り出す際に上手く取り出せず、根が傷ついたり、土が割れて毛根(細い根)が切れてしまうと、新しい環境への適応が難しくなります。
正しい移植方法としては、ポット全体を水に浸し、気泡が出なくなったら取り出し、穴を開けておいたプランターに植え、周囲の土寄せをしながらジョウロで水をかけ、割り箸で周りの土をつついて空気の層をなくすことが大切です。
不適切な土壌も枯れる原因となります。水はけが悪かったり、栄養不足の土壌では、根が十分に発達せず、苗が枯れることがあります。
極端な気温も苗の生存に影響します。植え付け時期が早すぎて低温にさらされたり、遅すぎて高温にさらされると、苗にストレスがかかります。
特に5月頃まで温度が上がってから植え付けるか、早く植え付ける場合はビニールキャップやわら、マルチなどで防寒対策をすることが重要です。
水管理の失敗も枯れる原因です。水やりが不足すると水切れを起こし、逆に過剰だと根が呼吸できなくなり腐ってしまいます。
苦土石灰の量が多すぎると、土がアルカリ性に傾きすぎて枯れることがあります。苦土石灰は適量を守って使用しましょう。
ネキリムシ(ガやコガネムシの幼虫)による被害も考えられます。日中は土の中に潜み、夜になると活動してきゅうりの根元を食べてしまいます。
病気も苗が枯れる原因となります。特につる割れ病やつる枯病はウリ科の連作で発生しやすく、苗が突然しおれたり枯れたりする原因となります。
不適切な植え付け深さも問題です。根を深く埋めすぎたり、浅すぎたりすると、苗の生育に悪影響を与えます。
きゅうりの苗を上手に育てるコツとは?
適切な時期と環境の選択
きゅうりの植え付けは、気温が安定する4月下旬から5月頃(最低気温15℃以上)が理想的です。
6時間以上の日当たりを確保し、風通しの良い場所を選びましょう。
土壌準備では、有機物を混ぜた肥沃で水はけの良い土を用意します。
pHは6.0〜6.8が最適で、その数値を維持するために適量の苦土石灰を使用します。
水やりと肥料管理
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、過湿を避けるようにします。
マルチングを行うことで土の水分を保持し、地温の上昇も抑えられます。
「アイスマルチ」のような地温上昇を抑える資材も効果的です。
肥料は、定期的な追肥が重要です。2週間に1回程度、液体肥料や有機肥料を与えるとよいでしょう。
移植直後は根付くまで肥料は必要ありません。根が十分に張ってから施肥を始めましょう。
夏野菜であるきゅうりですが、意外と暑さに弱い面もあります。肥料も少しずつこまめに追肥するのがコツです。
支柱とつるの管理
つるを伸ばすスペースを確保し、支柱やネットで誘引することが重要です。
支柱やネットを使うことで、果実が地面に触れることを防ぎ、風通しも良くなります。
収穫した部分から下の葉は取り除くと、水分の吸収量を抑えることができます。
葉が密になりすぎないよう適切な剪定を行うことで、風通しを良くし、病気の発生を抑制します。
つるの先端が枯れて芯止まりになった場合は、近くで伸びの良い側枝を選んで伸ばし、主枝更新を図ることで栽培を継続できます。
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病害虫対策
連作を避け、可能であれば接ぎ木苗を利用することで、つる割れ病やつる枯病などの土壌病害を予防できます。
根張りを良くするために、堆肥を十分に入れて深耕し、「スターク」などの根張りの良い台木に接ぎ木した苗を使うとよいでしょう。
風通しを良くし、定期的に葉をチェックして早期発見・早期対処を心がけます。
予防的にニームオイルや木酢液を使用することも効果的です。
株に泥がはねないように敷きわらや腐葉土、マルチを敷くことで、病気の発生を抑制できます。
大きめのプランターを使用するか、二重鉢にするとプランター栽培での水切れを防げます。
しおれや枯れが続く場合は、土壌検査や地域の農業指導センターへの相談も検討しましょう。早めの対処が成功の鍵です。