なす栽培

家庭菜園でナスに多い病気とは?ナスの病気の予防に農薬は必要?

2025年4月23日

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家庭菜園でナスに多い病気とは?ナスの病気の予防に農薬は必要?

家庭菜園でナスに多い病気とは?

ナスの病気や生理障害の症状とは?

ナスの病気の予防に農薬は必要?

ナスの病気はかかったら治らない?

こんなナスの病気に関する疑問についてご紹介いたします。

家庭菜園でナスに多い病気とは?

ナスは丈夫で育てやすく、プランターでも栽培できるため、限られたスペースでも気軽に挑戦できる人気の野菜です。

しかし、乾燥を嫌う性質から、栽培環境として高温多湿になりがちであるため、病気にかかりやすい一面も持っています。

家庭菜園でのナス栽培では、主に糸状菌(カビ)によって引き起こされる病気が多く発生します。特に代表的なものとして、黒枯れ病、灰色かび病、うどんこ病、半身萎凋病などが挙げられます。

湿度が高い環境では特に感染しやすくなるため、定期的な葉の剪定や適切な土壌管理が重要となります。

主に発生する病気の種類

特に家庭菜園で見られる代表的なナスの病気には以下のようなものがあります。

うどんこ病は、葉の表面にうどんの粉をかけたような白いカビが発生する病気で、6〜10月に発症しやすい特徴があります。

半身萎凋病は株の片側の葉だけが黄色に変色して萎れ、進行すると全体が枯れる症状を示し、6〜9月に発症しやすい糸状菌(カビ)による病気です。

青枯病は青い葉のまま萎れ、夜間になると一時的に回復するものの、その後全体が枯れてしまう細菌による病気で、こちらも6〜9月に発症しやすいです。

灰色かび病は主に果実に発生し、くぼんだような大きな灰色のカビが発生する症状が特徴で、12〜4月の比較的涼しい時期に発生しやすいです。

初心者の方は、これらの病気に強い接ぎ木苗を使うと病気にかかりにくくなるため、おすすめとされています。

また、定期的に葉の表面や裏側を観察して、早期に病気の兆候を発見することが大切です。

うどん粉病や灰色かび病に!不良環境に対する抵抗性を増すなどの作用のあるカリ肥料としての働きもあります。

ナスの病気や生理障害の症状とは?

ナスの病気は様々な症状を示しますが、主に葉や茎、果実に現れる特徴的な変化から判断することができます。

葉に現れる症状

黒枯れ病は葉に紫褐色〜黒色の斑点ができるのが特徴です。

すすかび病では葉の裏面に初めは白いカビのような物ができ、進行すると灰褐色の斑点が形成されます。

褐斑病では葉に褐色の病斑ができ、やがて枯れてしまいます。これは糸状菌(カビ)による病気で、主に連作で発生し、雨によって病原菌が伝染します。

褐色円星病は葉のみに発生し、淡褐色の丸い病斑ができ、やがて葉枯れを起こします。これも糸状菌による病気で、若葉が生育する時期に雨が連続すると多発する傾向があります。

モザイク病では葉に濃淡のモザイク模様が現れ、ひどくなると葉は縮れて奇形化します。これは原因ウイルスをアブラムシが媒介することで発生します。

茎や株全体に現れる症状

半身萎凋病では株の片側の葉だけが黄色に変色して萎れ、時間の経過と共に全体が枯れる症状を示します。

菌核病は茎の表面に、灰白色綿状やクモの巣状の菌糸が発生します。

青枯病にかかると、元気だった株が急にしおれ、青みを残したまま枯れてしまいます。特徴的なのは、一度しおれた植物が夜間に一時的に回復することを繰り返した後、数日後には完全に枯れてしまう点です。

苗立枯病は播種後の発芽不良が起こり、発芽しても茎の地際部が褐色に変色して細くくびれ、やがて倒伏して枯れてしまいます。

果実に現れる症状

褐紋病では果実にややくぼんだ褐色の円形の病変ができます。

灰色かび病は主に果実にくぼんだような大きな灰色のカビが発生する症状を示します。

菌核病では果実に暗褐色のシミのような病変ができ、進行すると白いカビが発生します。

生理障害について

野菜の生長過程において、土壌中の肥料養分の過不足、温度や日射など環境条件の変化、農薬等の化学物質の影響等によって、生育に何らかの不具合が現れる場合があり、これらは一般に生理障害と呼ばれます。

生理障害は多くの場合、土壌中の養分の過不足が原因となる栄養障害であり、特に要素欠乏症状が多く見られます。

土壌pHの変化も生理障害の原因となります。

野菜は一般に微酸性で生育が良く、強酸性や強アルカリ性では生育が不良になりやすいです。

pHの高低が直接作物の生育に害を及ぼすことは少なく、土壌中の元素を異常に可溶化したり不溶化することによって欠乏症状や過剰症状を引き起こします。

ナスの病気の予防に農薬は必要?

ナスの病気を予防するには、農薬を使用する方法と使用しない自然な方法があります。

どちらを選ぶかは栽培方針や環境によって異なりますが、両方の方法を適切に組み合わせることも効果的です。

農薬を使わない予防法

添付資料には主に農薬を使わない対策や対処法が紹介されています。

ナスは乾燥を嫌い水を多く与えるため、どうしても多湿になりがちで病気にかかりやすいですが、予防対策をしっかり行うことで病気のリスクを減らせます。

うどんこ病の予防には、お酢や重曹を薄めたスプレーを葉に吹きかける方法が効果的です。

苗立枯病や褐紋病の予防には、土を太陽熱で消毒したり、土壌還元消毒を行うことが推奨されています。

灰色かび病の予防には、風通しのいい涼しい場所での栽培、花がらの剪定、石灰をまくことが効果的です。

また、興味深い方法として、ナスと一緒に生姜を植えると病気を予防する効果があるとも言われています。

接ぎ木苗の活用

病害虫に強い接ぎ木苗を使うと病気にかかりにくくなるため、特に初心者の方には接ぎ木苗の利用がおすすめです。

特に半身萎凋病の予防には接木苗の利用が効果的であり、青枯病には高接木苗の利用が推奨されています。

農薬の使用について

農薬の使用に関しては、市販の農薬スプレーを使って対策するのも手軽に病気を予防できる方法としておすすめされています。

プロの農家の場合、特にうどん粉病については病気の発生前から定期的に農薬を散布し発生予防に努めることが効果的です。

半身萎凋病や青枯病の対策としては、発生初期に農薬を土壌注入することで被害を抑えられる場合もあります。

栽培環境の整備

ナス科の野菜は連作障害を起こしやすく、毎年同じ場所で栽培することができません。

連作してしまうと病気にかかりやすいため、同じナス科の野菜を植えた後には違う野菜を植えるなどして、連作しないように注意する必要があります。

また、定期的に葉を剪定して密集を避けたり、風通しのいい場所で栽培するなど、適切な栽培環境を整えることも重要な予防策です。

ナスの病気はかかったら治らない?

ナスが病気にかかった場合、完全に治癒させることは難しいケースが多いですが、早期発見と適切な対処で被害を最小限に抑えることができます。

基本的な対処法

ほとんどのナスの病気について、発病した株や病変部は直ちに抜き取るか除去して処分することが基本的な対処法として推奨されています。

これは病気の拡大を防ぐ重要なステップです。

特に灰色かび病やさび病の場合は、病変部位に重曹やお酢をふきかけることが対処法として紹介されています。

病気別の具体的な対処法

うどんこ病の対策としては、発病部は見つけ次第すぐに除去・処分し、発生初期にしっかり農薬の散布を行いハウス内に蔓延しないようにすることが効果的です。

半身萎凋病の場合も発病株は見つけ次第すぐに引き抜き処分します。

発生初期に農薬を土壌注入することで被害を抑えられることがあります。

青枯病の場合も基本は同様ですが、予防としてほ場の排水を良好にし、整枝や収穫には清潔なハサミを用いることも重要です。

そして発病株は見つけ次第すぐに引き抜き処分することが推奨されています。

灰色かび病の対策としては、発病部は見つけ次第すぐに除去・処分し、発生初期にしっかり農薬を散布してハウス内への蔓延を防ぐことが効果的です。

総合的な病害虫管理

ナスの病気は種類が多いため、被害が大きいものや発生しやすいものから重点的に防除することが効率的です。

防除方法が重なる病気もあるので、代表的な病気をしっかり防除することが他の病気の防除にも繋がるという考え方が有効です。

病気にかかる前の予防対策がとても重要で、心配な場合は市販の農薬スプレーを使った対策も検討できます。

病気の発生前から定期的に対策を行うことが最も効果的で、特に早期発見・早期対処が被害を最小限に抑える鍵となります。

このように、ナスの病気は完全に治すのが難しい場合が多いですが、早期発見と適切な対処で被害を抑えられ、他の健全な株を守ることができます。

予防中心の管理が最も効果的で、万が一病気が発生しても拡大を防ぐことが大切です。

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