トマト栽培

トマトは強い直射日光が苦手?日光にしっかり当てたほうが甘いトマトになる?

2025年6月18日

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トマトは強い直射日光が苦手?日光にしっかり当てたほうが甘いトマトになる?

トマトは高温や強い直射日光が苦手?

夏の高温対策は必要?何をする?

日光にしっかり当てたほうが甘いトマトになる?

こんな夏のトマトの管理に関する疑問についてご紹介いたします。

トマトは高温や強い直射日光が苦手?

トマトは温暖な気候を好む作物として知られていますが、高温や強い直射日光には意外と弱い一面があります。

特に日本の夏のような、気温が30℃を超えるような環境では、トマトの生育にさまざまな影響が現れます。

高温がトマトに与える影響

まず、高温がトマトに及ぼす影響について考えてみましょう。

気温が30℃を超えると、トマトの花粉の形成がうまくいかなくなることがあります。

その結果、花が受粉せずに落ちてしまう「落花」が発生しやすくなってしまいます。

特に、夜間の気温が25℃以上になると、トマトの植物体が休息できず、ストレスが蓄積してしまいます。

さらに、35℃を超える猛暑が続くと、果実の着色にも影響が出てきます。

トマトの赤い色はリコピンと呼ばれる色素によるものですが、高温下ではリコピンの生成が抑制され、果実が赤くならずに黄色っぽくなったり、ムラのある着色になってしまうのです。

さらに高温は光合成にも影響を及ぼします。

適度な温度では光合成が活発に行われ、糖分や栄養が果実に蓄積されますが、過度な暑さでは光合成の効率が低下し、果実の成長が停滞することがあります。

結果として、収穫量が減ったり、小さな果実しかできない場合もあります。

強い直射日光によるダメージ

次に、強い直射日光がトマトに与える影響についても考えてみましょう。

トマトは光を必要とする植物ですが、夏の強烈な直射日光は葉や果実にダメージを与えることがあります。

特に、葉焼けと呼ばれる現象が問題になります。

葉焼けは、強い日光によって葉の組織が傷つき、白っぽくなったり、茶色く枯れたりする状態です。

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そうなってしまうと、光合成能力が低下し、植物全体の生育が弱まります。

果実に対しても、直射日光は「日焼け果」と呼ばれる問題を引き起こします。

日焼け果とは、果実の表面が高温になり、硬い斑点や変色が生じる現象です。

特に、果実がまだ青い段階で強い日光にさらされると、このリスクが高まります。

日焼けした部分は硬くなり、食味も落ちるため、商品価値が下がってしまうこともあります。

地域や気候による違い

トマトの高温や直射日光への耐性は、栽培する地域や気候によっても異なります。

例えば、涼しい地域では夏の直射日光がそれほど問題にならない場合もありますが、関東以南の暑い地域では、7月から8月の猛暑がトマトにとって厳しい環境となります。

特に、都市部ではヒートアイランド現象により夜間の気温が下がりにくく、トマトへの負担がさらに増します。

また、露地栽培とハウス栽培でも影響の度合いが異なります。

ハウス栽培では温度や湿度がこもりやすく、適切な換気や遮光がなければ、トマトが高温ストレスを受けやすくなります。

一方で、露地栽培では風通しが良い分、熱がこもりにくいものの、直射日光の影響を直接受けるため、対策が必要です。

バランスが重要な光と温度の管理

トマト栽培において、日光と温度の管理はバランスが鍵となります。

トマトは光合成を通じて成長するため、十分な光が必要ですが、過度な直射日光や高温は避けなければなりません。

理想的には、気温が20~25℃、日光が適度に差し込む環境がトマトにとって最適です。

実際の栽培では、遮光ネットやマルチング、適切な水やりといった工夫を取り入れることで、高温や直射日光の影響を軽減できます。

これらの対策は、トマトのストレスを減らし、健全な生育を促すために不可欠です。

特に家庭菜園では、限られたスペースで栽培するケースが多いため、トマトの状態をこまめに観察し、環境に合わせた対応をすることが大切です。

このように、トマトは高温や強い直射日光に弱い面があるため、栽培環境を整えることが成功の鍵となります。

夏の高温対策は必要?何をする?

トマト栽培において、夏の高温は大きな課題です。

日本の夏は気温が30℃を超える日が多く、時には35℃以上の猛暑になることもあります。

こうした環境はトマトにとって過酷で、放っておくと花が落ちたり、果実の品質が落ちたりします。

高温対策をしっかり行うことで、トマトの生育を支え、美味しい実を収穫する可能性を高められます。

ここでは、具体的な対策を詳しくご紹介いたします。

遮光ネットで直射日光をコントロール

夏のトマト栽培でまず取り入れたいのが、遮光ネットの使用です。

遮光ネットは、強い直射日光を和らげ、トマトの葉や果実を日焼けから守ります。

一般的に、遮光率30~50%のネットが適しています。

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あまり遮光率が高いと光合成に必要な光が不足するので、バランスが大切です。

ネットは、トマトの株全体を覆うように設置します。

支柱やフレームを使って、ネットがトマトに直接触れないよう工夫しましょう。

そのような対策により、風通しを確保しつつ、暑さによるダメージを軽減できます。

特に、午後の西日が強い地域では、ネットの効果が顕著です。

遮光ネットを設置するタイミングは、気温が上がり始める6月下旬から7月が目安です。

地域によっては、8月いっぱいまで使用する場合もあります。

ネットを張ることで、果実の表面温度が下がり、日焼け果の発生を抑えられるでしょう。

水やりの工夫

高温期の水やりは、トマトの健康を保つために非常に重要です。

夏は土壌の水分が蒸発しやすく、乾燥が進むため、こまめな水やりが必要です。

ただし、過剰な水分は根腐れや病気を引き起こすので、適切なタイミングと量を見極めましょう。

理想的な水やりのタイミングは、朝の涼しい時間帯です。

早朝に水を与えることで、トマトが日中の暑さに備えられます。

夕方の水やりも有効ですが、夜間に葉や土が湿ったままになると、病気のリスクが高まるので注意が必要です。

水やりの目安は、土の表面が乾いたらたっぷり与えることです。

1株あたり1~2リットルを目安に、根元にゆっくり水を注ぎます。

点滴灌漑のようなシステムを導入すると、水の無駄が少なく、効率的に水分を供給できます。

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マルチングで土壌環境を整える

マルチングは、土壌の温度上昇を抑え、水分の蒸発を防ぐ有効な方法です。

ビニールシートや藁、ウッドチップなどを土の表面に敷くことで、夏の暑さから根を守ります。

特に、黒いビニールマルチは雑草の抑制にも役立ち、家庭菜園でよく使われます。

マルチングのメリットは、土壌の温度を2~3℃下げられる点にあります。

マルチングを行うことで、根が過熱によるストレスを受けにくくなり、トマトの生育が安定します。

また、雨が降った際に泥はねを防ぐ効果もあり、病気の予防にもつながります。

マルチングを施す際は、土が十分に湿った状態で行うのがコツです。

乾燥した土にマルチを敷くと、水分が浸透しにくくなるため、事前に水やりをしておきましょう。

風通しを確保する剪定と株間管理

高温期には、風通しを良くすることも重要です。

トマトの株が密生していると、湿気や熱がこもり、カビや病気の原因になります。

この問題を防ぐためには、適切な剪定と株間の管理を行いましょう。

剪定では、脇芽(主枝と葉の間から生える芽)をこまめに取り除きます。

脇芽を放置すると、株が茂りすぎて風通しが悪くなるだけでなく、栄養が分散して果実の成長が遅れます。

剪定は、清潔なハサミを使い、晴れた日の午前中に行うのが理想です。

また、株間を十分に取ることも大切です。

トマトの株間は、品種にもよりますが、40~50cm程度が一般的です。

狭すぎると根が競合し、風通しも悪くなるので、植え付け時に余裕を持たせましょう。

露地栽培では、風が自然に通るように、畝の向きを工夫するのも効果的です。

肥料の調整で暑さに強い株を育てる

高温期の肥料管理もトマトの生育に影響します。

夏は窒素肥料を控えめにし、カリウムやカルシウムを多く含む肥料を選ぶのがポイントです。

カリウムは果実の糖度を高め、暑さへの耐性を強化します。

カルシウムは、果実の尻腐れ病を予防し、健全な成長を促します。

液肥を週に1回程度、薄めて与えるのがおすすめです。

肥料の濃度が高すぎると、根を傷めるので、説明書をよく読んで使いましょう。

また、有機肥料を使う場合は、堆肥や腐葉土を土に混ぜ込んでおくと、土壌の保水力が高まり、高温期のストレス軽減に役立ちます。

トマトの開花を促すには、リン酸とカリウムをバランスよく含む肥料が不可欠です。

地域や環境に応じた柔軟な対応

高温対策は、地域や栽培環境によって異なる点に注意が必要です。

例えば、都市部では夜間の気温が下がりにくく、トマトへの負担が大きいため、遮光や水やりに加えて、ミスト散布で葉の温度を下げる工夫も有効です。

一方で、涼しい地域では、遮光ネットを短期間だけ使うなど、対策を軽減できる場合もあります。

ハウス栽培では、換気扇やサイドのビニールを開放して空気を循環させることが重要です。

家庭菜園では、ベランダや庭の環境に応じて、鉢を日陰に移動させたり、簡易的な遮光カーテンを使ったりするのも良いでしょう。

トマトの状態を観察することも忘れてはいけません。

葉がしおれたり、果実の色づきが悪い場合は、高温ストレスを受けているサインかもしれません。

その都度、水や遮光の量を調整し、トマトが快適に育つ環境を整えましょう。

これらの対策を組み合わせることで、夏の高温を乗り越え、元気なトマトを育てることができます。

手間はかかりますが、甘くて美味しいトマトを収穫した時の喜びは格別です。

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日光にしっかり当てたほうが甘いトマトになる?

よく「日光をたっぷり浴びたトマトは甘くなる」と言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。

確かに日光はトマトの甘さに大きく関わりますが、ただたくさん当てれば良いという単純な話ではありません。

ここでは、日光とトマトの甘さの関係を詳しく紐解き、どのように管理すれば甘いトマトを育てられるのかをご紹介いたします。

日光がトマトの甘さに与える影響

トマトの甘さは、果実の中に蓄積される糖分(主にグルコースやフルクトース)によって決まります。

この糖分は、トマトが光合成を行うことで作られます。

光合成は、葉が日光を吸収し、二酸化炭素と水を反応させて糖やエネルギーを生成する過程です。

つまり、日光は糖分の生成に欠かせないエネルギー源なのです。

十分な日光が当たると、光合成が活発になり、果実に送られる糖分が増えます。

特に、果実が緑色から赤く色づく「転色期」に日光をしっかり浴びると、糖の蓄積が進み、甘くて風味豊かなトマトに育ちます。

研究でも、1日6~8時間以上の日照時間がトマトの糖度を高めるのに理想的だとされています。

しかし、日光の量だけでなく、質も重要です。

朝や夕方の柔らかい光は、トマトの光合成を効率的に促し、糖の生成に適しています。

対して、夏の正午前後の強烈な日光は、トマトにストレスを与えることがあり、甘さに逆効果になる場合もあります。

過度な日光が甘さを下げる理由

日光が多ければ多いほど甘くなるわけではない理由は、トマトの生理的な仕組みにあります。

気温が30℃を超えるような暑い環境で強い日光を浴びると、トマトの果実の温度が急上昇します。

この時、トマトは光合成で作った糖を蓄積するよりも、呼吸作用(糖を消費してエネルギーを得る過程)が活発になります。

結果として、果実内の糖分が減少し、甘さが低下することがあります。

特に、果実の表面温度が40℃を超えると、糖の生成が抑制され、味がぼやけたトマトになりがちです。

この現象は、夏の露地栽培でよく見られ、果実が熱くなりすぎることで品質が損なわれます。

また、強い日光は果実の日焼けを引き起こすリスクもあります。

日焼けした部分は硬くなり、糖分が均一に蓄積されず、食味が落ちます。

甘さを追求するなら、適度な日光を確保しつつ、過熱を防ぐ工夫が欠かせません。

光の質とタイミングの重要性

トマトの甘さを最大限に引き出すには、光の質とタイミングを意識することが大切です。

例えば、朝の光は気温が低く、葉や果実がストレスを受けにくいため、光合成に最適です。

朝日をたっぷり浴びたトマトは、効率的に糖を生成し、果実に蓄えます。

一方、午後の強い西日は、果実の温度を上げすぎるため、甘さにはマイナスになることがあります。

地域によっては、午後の日差しを遮光ネットで和らげることで、果実の過熱を防ぎ、糖の蓄積を促せます。

遮光率10~20%程度のネットを使えば、光合成に必要な光を確保しつつ、ストレスを軽減できます。

また、曇天が続く場合も甘さに影響が出ます。

光量が不足すると光合成が不十分になり、糖の生成が減ってしまうのです。

ハウス栽培では、補光ランプを使って光を補う農家もありますが、家庭菜園では難しいため、天候に合わせて水や肥料を調整し、トマトの負担を減らすのが現実的です。

適度な遮光をしながら徒長防止と害虫対策も万全!

品種による甘さの違い

トマトの甘さは日光だけでなく、品種の特性にも大きく左右されます。

例えば、ミニトマトやフルーツトマトは、糖度が8~10度以上になることがあり、普通のトマト(糖度5~6度程度)よりも甘く感じられます。

こうした品種は、適切な日光管理をすれば、さらに甘さが引き立ちます。

一方、大玉トマトは水分含量が多く、糖度がやや低めになる傾向があります。

しかし、日光を丁寧に管理し、果実への栄養供給を最適化すれば、大玉トマトでも十分な甘さを引き出せます。

品種選びの際は、栽培環境や好みの味を考慮し、日光との相性を考えると良いでしょう。

栽培管理で甘さを引き出すコツ

日光を活用して甘いトマトを育てるには、栽培管理の工夫も重要です。

まず、葉の配置を整えることがポイントです。

トマトの葉が果実を覆いすぎると、日光が果実に届かず、糖の蓄積が減りますので、適度に剪定し、果実が光を浴びやすい環境を整えましょう。

ただし、葉を切りすぎると光合成が弱まるので、バランスが大切です。

次に、水管理も甘さに影響します。

果実が色づき始めた転色期には、水やりを控えめにすると、糖が濃縮されて甘さが増します。

ただし、極端な乾燥は果実の成長を止めるので、土の状態を見ながら調整してください。

甘いトマトを育てるための総合的な手法

結局のところ、甘いトマトを育てるには、日光を「しっかり当てる」だけでなく、「適切に当てる」ことが重要です。

十分な光で光合成を促しつつ、過度な暑さやストレスを避けるバランスが求められます。

品種選び、水管理、肥料、剪定といった要素を組み合わせ、日光の効果を最大限に引き出しましょう。

手間はかかりますが、丹精込めて育てたトマトが甘く実った時の喜びはひとしおです。

日光を味方につけ、美味しいトマト作りに挑戦してみてください。

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