
ナスの水やりの最適な頻度と量は?
水やりのやりすぎの判断方法とは?
ナスが水やりをしているのにしおれるのはなぜ?
こんななすの水やりに関する疑問についてご紹介いたします。
ナスの水やりの最適な頻度と量は?
ナスは夏野菜の代表格として家庭菜園でも人気がありますが、水管理が収穫量に大きく影響します。
特に梅雨明けから9月頃までは水分を大量に必要とするため、適切な水やりが欠かせません。
プランター栽培の場合は毎日、地植えの場合は2~3日に一度のペースでたっぷりと水を与えるのが基本です。
水やりの時間帯は気温が低い朝がベストとされています。
特にプランター栽培は水切れを起こしやすいため、気温が高い時期には朝だけでなく夕方にも水やりをすると効果的です。
ナスは野菜の中でも特に水分を多く必要とする種類なので、水分不足になると株の生育に大きな影響を与えてしまいます。
土の表面が乾いたら水やりをするのが基本ですが、野菜によって必要な水分量は異なります。
ナスは表面が乾いたらたっぷりと水を与えるのが適しています。
栽培環境別の水やり頻度
畑で栽培する場合は、植え付け時にたっぷりと水やりをして根が活着した後はしばらく雨水だけで大丈夫です。
実が付き始め、高温・乾燥の日が続き始めたら、適宜水やりをしましょう。マルチを張ると土壌の乾湿が少なくなり水管理が楽になります。
鉢やプランターなどの容器栽培では、鉢土の表土付近が乾いたらたっぷり水やりをする必要があります。
指で土の中をチェックして、表面だけでなく土の中もしっかり乾いているかを確認するのが良い方法です。
土の表面が乾いていても中がしっとりしていれば、水やりは翌日に回すなど調整しましょう。
肥料も適切に与えることが水管理と並んで重要です。
植え付け後3週間目くらいに一度目の追肥を行い、その後は2~3週間に一度のペースで追肥します。
花の雌しべが雄しべに隠れて見えないときは肥料不足のサインなので、タイミングに関わらずすぐに追肥しましょう。
水やりのやりすぎの判断方法とは?
ナスは水分を好む野菜ですが、与えすぎも問題を引き起こします。
水やりがやりすぎかどうかを判断するには、土の状態をチェックするのが一番確実です。
表面だけでなく、端の方を少し掘って指で触れてみて、土の中の湿り具合を確認しましょう。
しっとりしていれば水やりは不要です。
ミニトマトなどは水やりのしすぎで苗がダメになってしまうことがあるとされていますが、ナスは比較的水を好むので、土の表面が乾いていればたっぷり与えるのが基本です。
ただし、野菜それぞれの個性に合わせた水やりが必要となります。
過剰な水やりのサイン
水やりのやりすぎで起こる典型的な問題は、根の窒息による根腐れです。
毎日水やりをしているのに葉がしおれるようなら、水のやりすぎで根が腐っている可能性があります。
このような症状が見られたら、以下の対策が有効です。
まず土が乾くまで水やりを中止します。
表土付近が乾いてきたら、中耕(土の表面を軽く耕すこと)して根に空気を送りましょう。
ただし、しばらく経っても回復しない場合は、残念ながら今後の順調な生育は難しいかもしれません。
水やりのほか、栽培適温にも注意が必要です。
ナスの栽培適温は23~28℃とされています。
適正気温を外れると株の生育に影響を与え、結果として水分管理が難しくなることもあります。
ナスは日当たりを好む植物なので、日照不足の場所で栽培すると成長に必要な栄養素を十分に作れず、水分管理のバランスも崩れやすくなります。
南向きや東向きなどの日当たりのよい場所で育てるのが理想的です。
ナスが水やりをしているのにしおれるのはなぜ?
ナスに十分な水やりをしているにもかかわらずしおれる現象は、家庭菜園でよく見られる問題です。
水やりをしているのに葉がしおれる主な原因として考えられるのは、水やり過多と根の窒息による根腐れです。
植物は根から空気も取り込んでいますが、土が常に濡れた状態だと根が窒息し、腐ってしまうことがあります。
ナスは水分不足になると一気にへにゃっとなってしまう特徴があります。
水分不足のときは水やりをたっぷりすると1時間半ほどで葉がピンと伸びて回復します。
この反応は比較的わかりやすく、ナスの生命力を感じさせてくれます。
しかし、単純な水分不足でなく根腐れの場合は水を与えても回復しません。
根腐れ以外のしおれ原因
しおれの原因には根腐れ以外にも、以下のようなものが考えられます。
適正気温から外れている場合:ナスの栽培適温は23~28℃です。
気温が低すぎたり高すぎたりすると、株が適切に水分を吸収できず、しおれの原因になります。
日照不足:ナスは日当たりを好む植物です。
日光があまり当たらない場所で栽培すると、成長に必要な栄養素が十分に作られず、しおれることがあります。
肥料の問題:肥料が足りない場合や、逆にチッ素成分の多い肥料を与えすぎると、枝や葉ばかり育って根の発達が悪くなり、水分吸収がうまくいかなくなることがあります。
病害虫の被害:青枯病や半身萎凋病などの土壌病害が発生すると、治療は難しく株全体がしおれてしまいます。
このような場合は、残念ながら抜き取って廃棄するしかありません。
次回同じ場所で栽培する場合は、接ぎ木苗を使用するのが安全です。
しおれがひどい場合の対策として、更新剪定という方法もあります。
これは、ナスの収穫量が落ち着いた時期に、生育旺盛な枝を一旦半分~3分の1ほど残してばっさりカットする作業です。
枝を切り落とすのは不安に感じるかもしれませんが、この方法で疲れていた株が休息でき、結果として収穫量が増えることがあります。